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劇場アニメ『怪盗クイーンはサーカスがお好き』初日舞台挨拶実施のお知らせ

2022-6-17-金曜日

2022年6月17日(金)より新宿バルト9ほかにて全国公開がスタートした劇場アニメ『怪盗クイーンはサーカスがお好き』。その初日舞台挨拶が、東京・新宿バルト9にて開催され、クイーン役の大和悠河さん、ジョーカー役の加藤和樹さん、作者のはやみねかおるさん、そして主題歌を担当するリトルブラックドレスさんが登壇しました。

「都会のトム&ソーヤ」シリーズ、「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズなどで知られる児童文学の名手・はやみねかおる先生による「怪盗クイーン」シリーズは、2002年に発表された「怪盗クイーンはサーカスがお好き」以降、作品は15巻を数え、累計発行部数120万部を突破している超人気シリーズ。20年の月日を経て、このたび劇場アニメとして全国公開となった。

上映後の興奮冷めやらぬ中、出演者が入場すると、クイーン&ジョーカーがスクリーンからそのまま飛び出したような衣装で登壇した大和さんと加藤さんの姿にひときわ大きな拍手が巻き起こる。「朝起きたら髪がパールホワイトになっていて…」とお茶目に話す大和さんに会場は大きな笑いに包まれた。
ついに公開日を迎えた『怪盗クイーン』について、「アニメは夢ではなかった」というのが今の実感と話す作者のはやみねさんは、あらためて関係者やファンへの感謝を述べつつ、「クイーンとジョーカーが隣にいるのを見ると、違う夢を見てるよう」と笑顔を見せた。

クイーンとジョーカーの関係について、作品さながらに「友達です」(大和さん)、「パートナーです」(加藤さん)と抜群の掛け合いを見せた二人。長年愛されている作品に参加できる驚きと喜びがあったという加藤さんは、「原作を読んでトリコになり、ワクワクした気持ちが抑えられず早くアフレコをしたくなりました」と振り返る。アフレコ初挑戦となった大和さんはそんな加藤さんと一緒にアフレコを行ったといい、「ジョーカーの低音の響く声を聴くと安心するんです」と全幅の信頼を寄せる。アニメ化発表時の反響の大きさに「20年間愛されてきた作品で、映像化は読者の方々の夢でもあったんだなと感じました」と話した大和さん。原作では性別や年齢が不詳の怪盗クイーンだが、宝塚時代に男役として活躍した経験から「男性的なもの・女性的なもの・人間的じゃない部分…いろんな要素をミックスして演じられればと思っていました。読者の方の熱を感じていたので、クイーン役として自分の名前が情報解禁されるまでは、試験結果を待つ学生のような気持ちでした(笑)」と明かした。

主題歌「逆転のレジーナ」を担当するリトルブラックドレスさんは、主題歌が決まり、あらためて原作を読んだ際に、小学生の頃に読んだ記憶が蘇ってきたというエピソードを披露。「懐かしくも新しい」をテーマにした主題歌について大和さん、「一回聴くと一日中頭の中を回っている」と、楽曲の中毒性を熱弁。本作のために書き下ろしされた歌詞もキャラクターそれぞれに通ずる部分があると太鼓判を押した。

大和さんと加藤さん、そしてRDの声を演じた内田雄馬さんは一緒にアフレコを実施したが、その際のエピソードを聞かれると、加藤さんは「大和さんのアフレコ時の立ち姿が本当に凛々しくて、内田雄馬さんと後ろからこっそり見ていました」と回想。大和さんは、加藤が演じたキャラクター・ジョーカーは相手を凍りつかせる瞳「邪眼」の持ち主で劇中でもその邪眼でネコを威嚇するシーンがあるが、加藤さんが実は大の猫好きという一面を明かした。
その後は来場者向けのサイン入りパンフレット抽選会や観客向けの撮影会も行われるなど、大盛りあがりとなった舞台挨拶。「怪盗クイーン」シリーズが本当にたくさんの方に愛されているのを実感したという大和さんは、「赤い夢のワールドに入って楽しんでほしい」とのメッセージを送り、初日舞台挨拶を締めくくった。